俺様王子
「ねえっ!」


私は勇気を振り絞って啓貴に聞いてみた。


「あぁ!?!?」


啓貴はヤクザが出しそうな声を出して来た。



恐っっ!!


やっぱり私……何かしたのかも!



「啓貴!……私…何かした…?」


恐る恐る聞いてみる。



「別に……。」


ブチっ



啓貴の素っ気ない返事に血管がキレた。



「ちょっと!!嫌な事があるなら言ってよ!!」



私は草むらから立ち上がりゲーム中だということも忘れて大声を出してしまった。




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