ルリイロ。

『ちょ、待てよ!俺行くなんて言ってねえよ。』

『はあー?悠斗、行かないの?ありえない。行かなきゃダメに決まってるじゃない。』

『そうだぞ。久しぶりに4人で集まりてえじゃん!』

『そりゃそうだけど、俺は…』

口ごもってしまう。
まだこんなに瑠璃を思ってしまっているのに…今会ったらどうなるかわからない。

ケンが大きくため息をついて俺を諭した。

『悠斗ぉ~。お前まだ瑠璃ちゃん忘れてねんだろ?そんなん言わなくても分かっから。』

『そうだよ!なんのためにセッティングしたと思ってんのよ?』

明日美も俺の肩を揺らしながら言う。

< 104 / 132 >

この作品をシェア

pagetop