ルリイロ。

『………は?何?』

『…橘川女学院。先生に、進められてるの。まだ、わからないけど…。』

俺はなにを言ったらいいかわからなかった。



月山高は、中学からも近く、通いやすい位置にあった。

橘川女学院は、伝統ある女子高で、ここからだと電車で7駅ほど越す場所にある。

通学時間は合わないし、部活など入ったら、帰宅時間も合わない。
家は近いけど…いままでみたく、瑠璃に、会えなくなる。瑠璃のいない学校…
想像がつかなかった。

俺の頭のなかはそんなことでぐるぐるしていた。

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