ルリイロ。
『…んなことよりもよ、お前、瑠璃ちゃんと何あったんだよ?』
…いきなり急所。
俺はすこしイラついた。
『…あぁ?別になにもねーよ!アイツが勝手にキレてるだけだから。』
『でもさぁ?明日美に聞いたけど、瑠璃ちゃん、今日ずっと元気なくて、昼もロクに食ってねぇらしいぜ?』
『だーかーら、俺は知らねぇ!アイツに聞けよ!』
俺は、正直すごく瑠璃が心配だったが、それをどうしても隠したかった。
ケンは、俺をジッと見て、すこしあきれた様に言った。
『悠人ぉ。意地はんのもいいけどさぁ。瑠璃が好きなら、正直にそう言ってやれよ。』
俺はケンのコトバに動揺しまくった。