ルリイロ。

神田は瑠璃の肩に手を回し、2人は校門に向かって歩き出した。


俺は地面に足が張り付いてしまったかの様に動く事を忘れ、ただただ2人を見つめていた。



神田の隣で幸せそうに笑う瑠璃。





彼女の笑顔は



もう俺には向けられない。

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