『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】
でも、気付いたところで
どうしようもないよ。
大人な蒼一朗さんと
まだまだ、
子供な私・・・
とても、釣り合いそうにないな。...
それに、
フェミニストな彼は、
女の人すべてに、あんな
『はちみつ』のように
優し(あま)そうだし・・。
そう、私じゃなくても・・・
『好き』だと自覚するのと同時に、それが報われないだろうと感じちゃうのは、・・・・・
切ない・・・ね。
でも、まだ『好き』でいていいよね?
今、このたったひと時。
あなたの温もりを独り占めするくらい許されるよね?