『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】
蒼一朗さんの胸から、心臓が早いリズムで鼓動しているのが伝わる。...
蒼一朗さん も、
ドキドキ・・・してる?
「私も、私も蒼一朗さんのことが・・・、
『好き』・・・です。
大好きだった『桜』が、私の中で色褪せてしまうくらい。
『好き』になってました。...
でも、蒼一朗さんは大人だし、誰にでも優しそうだから、・・・実らない恋なんだって思ってて・・・。
だから、蒼一朗さんも私と同じ気持ちだったってわかって、・・・本当にうれしいです。」
椿も、蒼一朗を抱きしめる。