『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】
椿は、桜が好きな事。
偶然、この場所を見つけた事。
桜並木道を通学するのが、ずっと憧れだった『聖女』に入学する事を話す。
「じゃ、椿ちゃんは『聖女』の生徒になるんだ。
あそこの桜もおじいちゃんのとこが手入れしてるんだよ。僕も手伝いに毎年行くんだ。
今年も咲き始めてるよ。入学式の頃には綺麗だろうなぁ。
もうすぐ夢が叶うね。」
笑顔で言った。
「はい」と返事をしながら、
<日だまりのような温かい笑顔>
をする人なんだなぁと思った。
そして、蒼一朗が手入れの手伝いをしている姿を想像してみる...
「あの・・・、蒼一朗さん、お手伝いしている時はどんな格好なんですか?」
「格好? そうだな・・・、鳶職みないな格好・・かな? 何で?」