奴隷と悪魔



~3分後~



 いた!茉里唖っ・・・。



 茉里唖は公園のベンチに座っていた。



「茉里唖・・・!!はぁっはぁっ」



 私は息切れしながら茉里唖の名前を叫んだ。



「・・・美衣菜?」



「あのねっ。はぁっ・・・私っ・・・。私っ・・・」



 どうしよう、言いだせない。



 あと30秒で、24時になる。



 声が・・・でない。



「美衣菜?」



「あのねっ・・・あのねっ・・・」



10秒─


 9秒─


  8秒─


   7秒─・・


    6秒─・・


     5秒─


      4秒─


       3秒─

   
        2秒─




「茉里唖が好きなの!!」









 私の告白と同時に、時計が24時になった。




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