奴隷と悪魔




「そろそろ帰んないと時間やばいじゃん」


「あっ・・・。わすれてた。それじゃぁ、私帰るね」



「歩き?」


「うん」



「これから歩いておまえんちまで行くのかよ。めっちゃ時間かかんじゃん・・・。俺んち泊っていけば」



「えっでも・・・」



「暗いし。あぶねーから。ほら、行くぞ」


 そう言って、茉里唖は私の手をつかんで、私をたたせた。


「うん」



 私と茉里唖は茉里唖の家に向かった。





< 108 / 240 >

この作品をシェア

pagetop