奴隷と悪魔



 久しぶりに入った茉里唖の家。



 少しだけ模様替えしてる。



 なんだか初めてじゃないのに、初めて来た感じになった。



 なんでだろう。



 模様替えしたからだけじゃない。



「あのさ」



「ん?」



「な、なんか変わった?模様替えした以外のことで」



「え?別に何もしてねぇよ?」


「そ、そう・・・」



 それじゃあ何なんだろう。



 私のはじめてきたようなこの感覚。



 とても不思議で、新鮮な感覚。



 あと、少しだけドキドキしてる。





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