奴隷と悪魔




「おじゃましまーす」



「あら。美衣菜ちゃん!茉里唖とは会えた?」



「はい!教えてくださりありがとうございますっ」



「え?何?お前一回ここ来たわけ?」



「うん。そうだよ。家にいるかなって思ってきたから・・・」



「ふぅん。んじゃぁ母さん。俺ら部屋行くわ。あと美衣菜今日泊るから」



「あらそう。でも茉里唖の部屋でいいの?」



「いいんだよ。ほら美衣菜・・・。行くぞ」



「うん」




 茉里唖の部屋に泊まるのかぁ。



 泊るのは初めてだなぁ。





 ・・・ん?



 茉里唖の部屋?



 う、うそ。



 え、ど、どぉしよっ・・・。



 何もされないよね?



 それだけが心配っ。



 やっぱり茉里唖のお母さんに部屋変えてもらおうかな・・・。



「お前めっちゃ心配してるな。・・・俺がお前に何かするかとか考えてんだろ」



 ドキッ・・・。



「してほしいんだ」


 意地悪な笑顔をみせる。



「し、してほしくない、よ!」



「ふぅん・・・。ま。一応覚悟しといたら?」



「えっうそ。や、やめてよ?!」



「さぁなー」



「ちょっ茉里唖!」



 茉里唖はさっさと部屋に入っていった。



 はぁぁああ・・・・・・。



 何をされるんだか。






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