奴隷と悪魔




「私・・・沙神君のこと諦めるね」



「そんな!ただマネージャーと話してただけかもしれないじゃんっ」



「だって・・・。あんなに楽しげに話してるんだよ?私なんかと話してるときはあんな顔しないもんっ」



「芭衣ちゃん・・・」



「直接聞いた方がいいんじゃないか?沙神に」



「無理だよ!そんな恥ずかしいこときけない!!私の気持ちバレちゃうしっ」



「でも聞いてみないとわかんないよ?」



「無理・・・だよ・・・」




 しばらく沈黙した。














< 132 / 240 >

この作品をシェア

pagetop