奴隷と悪魔




 やっと学校に着いた。


 ちょっと疲れた。




「深君!茉里唖っ」



 私は結構大きな声で叫んだ。



 芭衣ちゃんは教室で待っているようにと言っておいた。



 一応、深君に今あったら、芭衣ちゃんはまた泣いてしまうと思ったから。



「あ、今日はちゃんと宿題やってきた?」


 深君はとても笑顔で私に話しかけてきた。


 そういう笑顔、芭衣ちゃんにも見せてほしいけど・・・。


 芭衣ちゃんは深君のことは今は見たくないらしいし、しょうがないかな?





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