奴隷と悪魔
「さて、はじめるか」
『そうだなー!今日は何する?』
「ハル、何したい?」
「俺?俺は─・・・」
ハルくんは私をジロッとみた。
な、なんですか・・・?
ハルくんって私がイメージしてたのと全然違うな・・・。
歩波くんと電話してたときの声のイメージてきに
なんかもっとイカツイマッチョ系を想像してたら、
ほっそりしててちょっとかっこいいかも・・
みたいなカンジだった。
草食系、みたいな。
歩波くんの友達はかっこいい人が多いのかな?
「俺は─・・」
再び俺は─、といって、私を見る。
「な、ナンデスカ・・?」
「この子と遊びたいなぁ」
「は!?」
思わず声がでてしまった。
ちょ、待って、遊ぶって・・・?
遊ぶって・・・。
エッチなこととかじゃないよね!?
「・・・美衣菜。エロいことといかしないから安心して。俺等はテニスとかスポーツ系で遊ぶだけだから」
歩波くんがサッとでてきて言った。
え?
スポーツ?
なんかどんどんイメージしてたのと違っていく・・・。
「私あんまりスポーツできないよ?」
「いーよ別にー。可愛いから」
ハルくん、意味わかりません。
「まぁとりあえずやろーぜ。美衣菜、そこにあるジャージ下にはきな。中みえちゃうから」
「あ、うん・・・」
ほんとに全然違う・・・。
見えないようにとかっ。
イメージ違いすぎ。