奴隷と悪魔





「おじゃまします・・・」



 芭衣ちゃんの家にはいると、お母さんがむかえてくれた。



「あら?美衣菜ちゃんじゃない!・・・どうしたの?」



 突然私がきたので驚いている。



 そして、芭衣ちゃんのお母さんは、私の目が赤くなっているのをみつけた。



 何かあったのだろうと察してくれた芭衣ちゃんのお母さんは、



「さ、入って温かいココアをいれるわ」



 と、何も聞かないで家に入れてくれた。






「はい、どうぞ」



「ありがとうございます・・・。フゥッ・・。おいしい・・」



「ふふふ、よかった。ゆっくりしていってね」



「はい、すいません・・」



「あ、お母さん!今日美衣菜、泊まるからぁ!」



 自分の部屋にいこうとしていたお母さんに、芭衣ちゃんがあわてていった。



「わかったわ。あ、美衣菜ちゃん、あとでお父さん帰ってきたら、挨拶してくれないかしら?美衣菜ちゃんに会いたがってたのよぉ」



「あ、はい。わかりましたっ」



「ふふっ。ありがとう」



 そういって、芭衣ちゃんのお母さんは部屋にもどっていった。





~5分後~



「あ、飲み終わった?じゃあ、私の部屋行こうか」



「うん」








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