奴隷と悪魔




「歩波君!」



「あ、美衣菜!こっち」



 そう言って歩波君は私たちをコンビニの裏に誘導した。



「どうしたの?急に」



 歩波君は少し黙った。



 そして、コンビニの裏の道の向こうを指して言った。



「みつけたよ、俺」



 え?



 みつけた?
 


「何を?」



「……茉里唖を…」






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