奴隷と悪魔



―次の日:昼―



【プルルルル……】



『はーい。美衣菜どうしたの?』



「あのね。話したいことがあるの。屋上…来て」



『…?わかったよー。すぐ行く!』






―屋上―




 屋上のドアを開けて芭衣ちゃんが入って来た。



「話したいことって何ー?」



 しっかりと伝えよう。



「あのね。私……………」





 それから無言になってしまった。



 やっぱりつらいな。



 でも



 いわなきゃ。



「私ね」



「茉里唖と」



「別れる」



 とぎれとぎれになってしまった。



 でも芭衣ちゃんにはちゃんと伝わってる。


「え…?美衣菜……っ」



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