奴隷と悪魔



「はぁ…はぁ…」


胸が苦しい。走ったからじゃない、この締め付けられたような痛み。


あんな風に扱われても、まだ私があいつを懲りずに好きでいる証拠だ。


悔しいけど、ほんとに、好きだったんだ。


でも私は決めたの、新しい道を行くんだって。



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