奴隷と悪魔




「ハァッ・・・」



「えっ。ちょっ茉里唖っ。なんか息きれてるけどどうしたの?」



「はぁ・・・ハァッ・・・」



 何!?茉里唖どうしたの?



 熱でもあるのかな?



 茉里唖の額に手をのせてみた。



 ・・・何コレ。



 凄くあついんだけど・・。



「きゃっ」



 茉里唖が倒れてきて私を抱きしめた。



「茉里唖、そんなに抱きしめないで・・・」



「・・・」




「なんで熱あるのにココにきてるの?」



「・・・」



 話せないくらい辛いんだ。



 抱きしめられてどきどきしてやばいんだけど、今はそれどころじゃない!



「待ってて!今タオルとか持ってくるから!」



 馬鹿みたい。



 なんでこんなになってまで私の家にきてるの?



 






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