奴隷と悪魔



「んッ」



 茉里唖は私にキスした。



 でも、茉里唖は怒ってキスしてるんだよね。



 私のことなんて、なんと思ってないんだよね。



 あれ・・・。


 

 こんなこと思ってるのいつからだっけ。



 茉里唖がどう思おうがどうでもいいんじゃなかったっけ。

 

 私今、茉里唖にどう思ってほしいの?





「やめて茉里唖っ・・・!」



 必死に抵抗する。



「やめなぃ・・・」



「んんっ」




 やだよ茉里唖!



 好き同士でもないのにキスとか嫌だ!



 仮に私が茉里唖を好きでも、茉里唖は私のこと好きでもなんでもないんだから。



 こんな悲しくなるようことやめてよ・・・。






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