奴隷と悪魔
第二章 『時間』
辛恋
「茉里唖・・・」
「ん?」
「なんでもない。私寝る!オヤスミっ」
と言って、私は布団をかぶった。
私、茉里唖のこと好きなんだ・・・。
でも、
茉里唖にこの気持ちがバレないようにしなきゃ。
なんか知られたら嫌だ。
両想いになれるんだったらそれでいいけど・・・。
茉里唖はものすごくモテるし、私なんかは奴隷としてしか見られてないんだろうな。
~次の日~
「ん・・・」
眩しすぎるくらいの太陽の光で私は目を覚ました。
そういえばここ保健室だったっけ。
茉里唖はまだ寝てるみたい。
まだおきないでほしいけど。
とりあえず髪の毛とかさなきゃ。
私はポケットの中に入っていたくしをとりだし、髪をとかした。