奴隷と悪魔



 そーいうことだよね。きっと。


 茉里唖の馬鹿。


 奴隷としてでもいいから・・・


 なんて想った私が馬鹿だったかも。


 こんな最低な男、スグに忘れよう。


 少しでも想ってただなんて、私の頭がおかしかったのかな。


 
 さっさと忘れて、次の恋をしよう!


 うん!そうだねっ。



 そう想っていても、茉里唖と芭衣ちゃんの姿をみると、胸を針でさされたかのように、チク・・ンと痛くなる。


 早く忘れたいよ・・・。










~1ヵ月後~


「芥川君♪」


 と、いつものように茉里唖に話しかける芭衣ちゃん。


 私が茉里唖のコトを忘れようとしてから、1ヶ月がすぎた。


 あの日から芭衣ちゃんは茉里唖にべったり。


 茉里唖も私を相手にしない。


 他の女子とばかり話す。


 私以外のクラスの女子とは、毎日のように話してると想う。


 
 私には話しかけてもくれない・・・。






 


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