小悪魔な私

「…ノロ子聞いてただろ」

私はあまりにも図星で目を見開いたまま固まってしまった。


勇気は、『はぁぁ～～』と大きくため息をつくと

「俺、好きな奴居るからさ……」



ガ―――――――――ン


やっぱり……そうだよね。


凹んでいる間もなく質問される。

「お前は？振られたのか？」

「……振られたも同然…」


勇気、たった今君にね。。


「……告白…しなかったのか？」

私は素直に頷いた。


もう、苦しくて仕方がないよ……


「実は私ね……」


私は勇気に昔の事やトラウマの事を全て話した。

思い出して涙が出てしまい、話せなくなっても背中をさすって最後まで我慢強く聞いてくれた。



こんな私…嫌いになるよね……