小悪魔な私

「バ…バカ、ノロ子離れろ！！」

「やだ！！！雫って呼んでくれなきゃ離さない！！」


私は勇気を見上げてニヤリと笑った。


「し…雫…………もう、合コンとか…行くなよな…」

「な…なんでよ」


急にそんな事を言われてビックリして離れる私。


「体…大事にしろ」

「何で…勇気に…」


私の言葉を遮るようにきっぱり話す。


「命令。わかったな…」


いつものように真剣でマジな顔の勇気。。。


「彼氏でもないのに…命令しないでよ…」


私はぶっきらぼうに答えた。



又、怒らせちゃうね……



しかし、予想に反して勇気は悲しそうな顔で

「自分の体を粗末にするな」

そう囁いた。