小悪魔な私
緊張で手が震える。。

「あの……」

「何だよ!!早く言えよ」


苛立つ勇気に私はビクッと体が固まる。

その瞬間私の手からジンジャエールが滑り落ちる。


―――――バシャッ

思いっきり勇気のズボンにこぼしてしまった。


「っざけんなよ!!」


ますます苛立つ勇気にただただオロオロする私……

ジンジャエールってのが最悪だよね。。
超ベタベタするんだよね。


すぐに異変に気が付いた美香さんが笑いながら処理してくれる。


「雫ちゃんやっちゃったのね~~勇気君まだ花火までかなり時間が有るから、シャワー浴びちゃったら?」


美香さんは本当に優しい。


「ごめんなさい!!私片付けますから……勇気シャワー浴びてきて…」


私はオロオロしながら勇気と美香さんに謝った。

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