小悪魔な私
「今行く!!」

私はそう叫んで勇気の方を見た。

「行くか」

勇気の誘いに私は素直に頷いた。



さりげなく私の手を取って歩き出す勇気。


えっ?!



「危ないから」



そう言って考える暇なく引っ張って行かれた。


階段を上って居る時もずっと繋いでくれた手は、心臓が移ったみたいにドキドキして暑くなっている。



勇気……そんな事したら期待しちゃうよ。。



ドアを開ける時にさりげなく手を離す勇気…

私達は元のテーブルに戻って座った。

美香さんがやってくれたのかもと通りになっている。


私は飲み物を取りにクーラーボックスに行った。

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