小悪魔な私
私達は抱き合ったままいつの間にか眠っていた。



次に起きた時は動物園の動物の気分になった。


寝ぼけた目に飛び込んできたのは……


覗きこんでるみんなの顔。



私は夢かと思ったけどそんなに甘くは無かった。


起きた私に気づいた紗耶香はニヤニヤしながら

「やらし~~」

って冷やかした。


健太も


「お前らいつからそんな関係?!」


って。。


私は慌てて勇気を起こす。

勇気も初めは眠そうに目をこすっていたけど、だんだん状況を把握したみたいでみるみるうちに驚いた顔になった。


「おま……な……なにやって…」


言葉にならない勇気に悠太が


「さぁ、白状してもらおうか……」


と取り調べ官の様な口調て話す。


私達はとりあえず起き上がって布団の上に座った。

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