小悪魔な私
「お前ら卑怯だよ!!」

って言う勇気に美穂が急かしたように聞く。

どうやら私達の人権など認められて居ないらしい……


「はい、いつ、どこで、どうなったの?」


美穂はいつから国語の先生になったんだろう……なんて違う事を考えていた私はまだ寝ぼけているのかな?!


とりあえず、私はどうしたら良いか分からずに勇気をみる。


「……分かったよ!!話せば良いんだろ!!」


勇気は観念した様子でさっきまでの事を話し始めた。


一通り話を聞いた健太は

「やっとかよ!勇気君は意外と奥手だからね~~」

ってからかう。


乙葉は全てを知ってるから目をウルウルさせながら私を見ていた。


乙葉には本当に本当に迷惑をかけたな……

今度ゆっくり話さないとね。


私は乙葉の手を取りありがとうって囁いた。




もしかしたら私達も美香さんとケンさんみたいに、遠回りをしてしまっていたのかもね。。


美香さんとケンさんみたいなカップルになれたら良いね……


そんなこんなで私の1年越しの片思いは両思いとなって終止符を打った。

< 184 / 306 >

この作品をシェア

pagetop