小悪魔な私
連れて行かれた先には、リーダー的な人が2人と三田村さんが居た。



三田村さん……そっか…


少し残念な気持ちになった。


私は4人に囲まれた。
三田村さんは少し離れた所で見ていた。


リーダー的な人が一歩前に出る。

「あんたさ~いい加減別れなよ」


それをきっかけに4人はは私を罵り始める。


「色目使ってんじゃないよ!!」

「テメーー勇気と別れろよ」

「ヤリマンが!!目障りなんだよ」


口々に罵倒する人達を見据えながら私は
なるべく落ち着いて話す。



「なんで別れなきゃならないのよ。私は勇気を愛しているから!!」



真っ直ぐ嘘の無い言葉を言った。


―――――ドン


鈍い音がして私は少し後ろによろける。

お腹に鈍痛を感じる。


リーダーは私を何度か蹴り飛ばす。

私は体を丸くして防御した。


< 192 / 306 >

この作品をシェア

pagetop