小悪魔な私
私と勇気は何でも話すって事を約束したんだ。



指きりをした私達は前より強い絆で結ばれた気がするよ……


勇気は優しくキスをした後、私を抱き上げて教室に向かう。


「重いし……恥ずかしいよ!!!」って暴れる私に


「うるさい!我慢しろって」

おでこにキスをした。



ちょうど5時限の終わりを告げるチャイムが鳴る。

みんなが不思議そうな顔で私達を見る。


勇気は構わず教室に入る。



乙葉は私達を見つけると駆け寄ってきた。
勇気は私を下ろして椅子に座らせる。



「雫……」



そう言って抱きつく乙葉。




私の髪の毛に気が付くと



「ど……どうしたの?!」



そう言って泣き始めた乙葉。

そんなに心配してくれていたんだね……



みんなごめんなさい。。。

< 198 / 306 >

この作品をシェア

pagetop