小悪魔な私
私達は制服を直して手を繋いだままトイレを出た。



出るとき超緊張したけど、意外と平気だったな。



辺りはすっかり暗くなっていた。

生暖かい空気が体にまとわり付き、夏なんだって意識させる。



「なんか、トイレでごめんな」

「えっ?気にしてないよ!!勇気と一緒ならどこでも良いよ~」



勇気は笑みをこぼしながら肩を抱き寄せる。


すっかりクールガイに戻って居るよ……



私は勇気に寄り添いながら話し始める。

「明日から又、勉強三昧だね」

「そうだな。。。」

大丈夫、もう寂しいなんて思わないからね!

勇気の事を精一杯応援しちゃうんだから




チラッと私の方を見た勇気はニヤッと笑いながら耳元で



「でも、毎日エッチしような!」



って小声で囁いたの。




私はビックリして勇気の方を向くと



「ゆ……勇気のエッチ~~!!」



ってバシバシ叩いちゃった。




やっぱりエッチ勇気だぁぁぁぁぁ!!

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