小悪魔な私
も――――何なのこの人!!
オイルなんか自分で塗った事無いから!
背中なんてどうやって塗れば良いのよ?
ムラになったら、勇気のせいなんだからね!!
私は悪戦苦闘しながら、背中にオイルを塗っていた。
あ~~~~~~~ん、塗れないよぉ
そう思ったとき、
「ったくトロイな。イライラするわ」
そう言いながら勇気はオイルを奪い取り、私の背中に塗り始めた。
「えっ?」
私はあまりに急な展開に、理解出来なかった。
や…やってくれるんなら、始めからしてよね。
勇気は大きな手で手際よく塗る。
「はい、終わり」
そうぶっきらぼうにオイルを押し付ける。