小悪魔な私
私は悠太の胸の中で、


悠太を信じよう


って思ったんだ。



だって悠太がしたい事なんだから、私が応援してあげなきゃね。



「分かったよ…やるからには頑張ってもらわなきゃね」



私は笑顔で顔をあげた。



笑顔上手く作れていたかな?



本当は不安で不安で仕方ないんだ。



私は悠太にその話をされてから自分の将来について考えるようになった。


はっきり言って夢なんか無かった。


だから無難に大学行ってOLするんだって思っていたんだ。


色々考えてみたんだけど何の取り柄もない私に一体何が出来るだろう?



いくら考えても答えなんか出るはずもない質問を繰り返す。




何がしたい?




何になりたい?




どうしたい?



なんだか暗闇に落ちてしまったかのような錯覚に陥る。


誰も助けてはくれない暗闇に……
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