小悪魔な私

私は甘えた声でねだりながら

「前も塗って~~」

とお願いした。


勇気はナイフの様な冷たい目で、私をみながら冷たく言い放つ。




「自分で出来るだろ。体を武器にする女最低だぜ」




私は、一瞬呆気にとられた。




な……な……何なのコイツ!!!!!!




私はオイルを引ったくり、手際よく前側を塗った。




「何で今日来たのよ!!」




「俺だって来たくなかったよ。」



なんて、あくまでも冷静な勇気。


私はそれにもムカつき、苛立って言った。



「じゃあ来なきゃ良いじゃない!」



「仕方ね~だろ。健太に拉致られたんだから」



私は、勇気に負けた気がして悔しくなった。




そこで、私は一つ決心した。





コイツを落とす!!!




< 23 / 306 >

この作品をシェア

pagetop