小悪魔な私
私は甘えた声でねだりながら
「前も塗って~~」
とお願いした。
勇気はナイフの様な冷たい目で、私をみながら冷たく言い放つ。
「自分で出来るだろ。体を武器にする女最低だぜ」
私は、一瞬呆気にとられた。
な……な……何なのコイツ!!!!!!
私はオイルを引ったくり、手際よく前側を塗った。
「何で今日来たのよ!!」
「俺だって来たくなかったよ。」
なんて、あくまでも冷静な勇気。
私はそれにもムカつき、苛立って言った。
「じゃあ来なきゃ良いじゃない!」
「仕方ね~だろ。健太に拉致られたんだから」
私は、勇気に負けた気がして悔しくなった。
そこで、私は一つ決心した。
コイツを落とす!!!