小悪魔な私
ガラスの様な目で見つめる悠太。


色素の薄い悠太の目を見ていると、吸い込まれそうになる。



私は悠太に背を向けて話し始めた。



私の今の気持ち、将来への不安、悠太がモデルをやる事への不安……




全て包み隠さず話した。




変なプライドも、恥ずかしさという鎧も 全て脱ぎ捨ててありのままの私を見てもらった。



私が一気に話し終わると、



「ごめんな、俺の為に悩んでいたんだな」



悠太は後ろから私を抱きしめる。



涙が頬を伝う。



「俺は紗耶香が1番なんだよ。もし紗耶香が嫌ならモデルだってやらないよ。」

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