小悪魔な私
学園祭
もう3年生になってから半年も経って居るなんて信じられなかった。


受験生にとってはこの時期は勝負時。

クラス内はすこしピリッとした空気が漂っている。


担任のよりお君が入ってきてホームルームが始まった。


よりお君は黒板に【学園祭】と書いた。


「高校生活最後の学園祭だから沢山思い出を作ってほしい。」


よりお君は私達に熱く語ると、出し物を決めることにした。


高校生活最後のか……


分かってはいても、なんだか寂しくなるな。。。



私はぼぉ―っと窓の外を見つめていた。

だんだんと木々が色付き、私達に秋を感じさせる。



「……ずく…雫!!」

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