小悪魔な私
着替えた私達は教室の鍵をあけて男子を中に入れた。


入って来た男子からは賛美の声があがる。


「萌え~~じゃん!!」



乙葉はノリノリでメガネなんか用意してるし……



しょげてる私に勇気が近づいてきた。

こんな姿見られたくないし!!!


「ヤバいよ雫!」

「やっぱりヤバいでしょう、これ」


私は懇願する目で勇気に訴えた。



「ヤバい、雫が1番可愛いわ」





はい?!そちらのヤバいですか。。。





私はため息をつくと


「ありがとう」


と気のない返事を返した。



「雫~なんで怒ってるんだよ~~」


と手を繋いでくる勇気。


なんか今日の勇気積極的……


みんなの前じゃ絶対イチャイチャしないのに。。。


それが嬉しくてメイド服も捨てたもんじゃ無いなって思ったんだ。

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