小悪魔な私
「いった……」

私は膝を打ってしまったみたいで超痛い。


しばらく動けない私に勇気は

「あの、重いんですけど……」

私は泣きそうになりながら顔をあげるとすぐ側に勇気の顔が有った。


意外と綺麗な顔なんだ……


私は初めてまじまじと勇気の顔を見た。
勇気は端正な顔立ちをしていた。

目だけは鋭いけどね……


「早くどいてくんない?」


私はハッとして真っ赤になりながら勇気から離れた。


「ご……ごめん……なさい」

勇気が俯く私を覗きこむ。

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