小悪魔な私
最後のクリスマス
あの日から私の生活は一変したんだ。


受験勉強に明け暮る日々。



それでも寂しくなる時はあるよ。



でも、たまに来る勇気からのメールと、机の上の学祭の写真が私を元気付けてくれるんだ。



だから大丈夫。



そんな私を見たノーテンキなお母さんは、『槍が降らないと良いけど』って笑いながら私に言った。



受験生の母親の言葉じゃないよね(笑)



でも、そんなノーテンキな言葉に何度も何度も助けられました。



ありがとう、お母さん。



私は今日も机に向かって参考書と格闘していた。



――――♪~♪♪~♪~


携帯の着うたが部屋に響く。




この着うた……




私は急いで携帯を開けると




―――西條 勇気―――




と書かれた画面が目に飛び込んでくる。




私は急いで通話ボタンを押した。


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