小悪魔な私
「マジで?!すげーじゃん!!!」
いきなり叫ぶ健太に美穂が口を塞ぐ。
健太は興奮した様子で
「勇気受かったよ!K大!!」
受かったんだ……
良かった。。。
素直に嬉しかった。
つい、みんなの前なのに涙が溢れる。
「雫!大丈夫?」
みんな心配してくれる。
私は頷きながら
「良かった」
と呟いた。
健太が気まずそうに電話を渡して来た。
「勇気が…変わりたいって……」
「どうする?雫?」
乙葉が心配そうに私の顔を覗きこむ。
「乙葉……おめでとうって伝えて」
そう言うと私はトイレに立った。
いや、正確に言うとトイレに逃げ込んだ。
もう、別れてから2ヶ月以上経つのに実はまだ好き……
踏ん切れる訳が無くて、勇気からのメールだって何度も消去ボタンを押そうと思いながら断念していた。
写メを見ながら、朝まで泣き明かした日も有った。
未練タラタラで、最悪な私。
でも、もう戻れない。
さっきも、勇気と話したら……
『好き』って言ってしまいそうで
怖かった。
勇気はもう潤子さんと付き合っているはずだから…
私は苦しくて苦しくて嗚咽しながら泣いた。
そんな私の背中を、無言で乙葉はさすってくれていた。
いきなり叫ぶ健太に美穂が口を塞ぐ。
健太は興奮した様子で
「勇気受かったよ!K大!!」
受かったんだ……
良かった。。。
素直に嬉しかった。
つい、みんなの前なのに涙が溢れる。
「雫!大丈夫?」
みんな心配してくれる。
私は頷きながら
「良かった」
と呟いた。
健太が気まずそうに電話を渡して来た。
「勇気が…変わりたいって……」
「どうする?雫?」
乙葉が心配そうに私の顔を覗きこむ。
「乙葉……おめでとうって伝えて」
そう言うと私はトイレに立った。
いや、正確に言うとトイレに逃げ込んだ。
もう、別れてから2ヶ月以上経つのに実はまだ好き……
踏ん切れる訳が無くて、勇気からのメールだって何度も消去ボタンを押そうと思いながら断念していた。
写メを見ながら、朝まで泣き明かした日も有った。
未練タラタラで、最悪な私。
でも、もう戻れない。
さっきも、勇気と話したら……
『好き』って言ってしまいそうで
怖かった。
勇気はもう潤子さんと付き合っているはずだから…
私は苦しくて苦しくて嗚咽しながら泣いた。
そんな私の背中を、無言で乙葉はさすってくれていた。