小悪魔な私
私は勇気の首に手を絡ませると



「私も……勇気が居なかったから…もうダメだって思ったんだから!!携帯の番号だって消す……」



私の言葉を遮るように勇気は唇を合わせた。



強引だけど、優しいキス。




唇を離した後、一言




「……消すなよ」




って言った。



消せる訳ないじゃんか……




「……消さない」



そう言った私に、又キスをする勇気。



さっきより熱くて大人なキス。



私の唇の隙間から勇気の舌が入ってくる。


私も勇気の舌に絡ませる。



体が溶けそうに熱くなる。



息をするのを忘れてしまう位、お互いを感じ合ったキス。






―――好き―――






が、体中から溢れ出す。

< 299 / 306 >

この作品をシェア

pagetop