小悪魔な私
落ち着いた頃、私はみんなを見送った。
私は家に戻って色々考えたんだけどモヤモヤが消えなくて…


気が付いたらお家を飛び出していたんだ。



健太の口からもう一度聞きたかった。。



私は自転車に乗り猛スピードでこぎ始めた。



20分位して健太のお家が見えてきた。

ちょうど、健太が買い物袋を下げてお家に入る所だった。


精一杯の大きな声で健太に声をかける。



「けんた!!!!」



健太は周りを見回していた。

すぐの健太は私を見つけてびっくりしていた。




私は自転車を乗り捨てると健太の側まで行って泣きながら、




「何で言ってくれないのよ!!大事な事一人で抱え込むのよ!!」




そう叫んでいた。



健太はびっくりしていたけど、すぐに笑いながら


「お前すごい格好だぞ」


私は自分の格好を見た。

!!!!!!!!確かに……


起きたままのジャージにサンダルにぼさぼさの髪型。
スッピンの顔には泣いたせいで目が腫れてしまっていた。


私はあまりの恥ずかしさに手で顔を覆った。



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