小悪魔な私
友情
私は乙葉に隠していた昔の事を話した。

いじめられて居たこと、その事が有ったから自分を磨いた事、裏切られるのが怖いから本気の恋をしなかった事、ずっと友達がいなかった事……


ゆっくりゆっくり話す私に乙葉は辛抱強く聞いてくれたんだ。


最後に乙葉は



「私は雫がどんな事が有っても親友だよ」



そう言ってくれた。



そのせいで、止まっていた涙がまた溢れ出したよ。


「乙葉~ありがとう」


って泣きながら何度も言ったんだ。



いろんな形の雲がゆっくり流れてる。

柔らかい風が吹き木々が少し揺れている。


私……乙葉がいるから頑張れるよ!!
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