小悪魔な私
隣に座った違うクラスのグループの子達が

「お寺いってお願いしたから大丈夫だよ」
「石のやつもやったしね!!」
「あれマジで恋愛に効くの?」
「わかんない」

そう言って笑ってた。


乙葉と私は顔を見合わせて食いついた。


「ね~~その話教えて!!!」


どうやら、石から石に目を瞑ったまま辿り着けると恋が実るみたいだよって話。


「やるっきゃないじゃん、雫!」

そう言って立ち上がった乙葉は私の手を引っ張り走り出した。

「乙葉!!」

「時間無いよ!急いで~~」


私達は急いでバスに乗り込んで目的の場所に向かった。

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