小悪魔な私
そこは、私達のような修学旅行生とか一般の人で溢れかえっていた。


「すごいね……」


私達は周りに負けじと早速試してみる事にした。


「乙葉、意外と遠くない?」

「行けるって!大丈夫大丈夫」


私は片方の石に立ち目を瞑った。

「行くね~」

そう言って一歩づつ歩き出す。

やっぱり怖い……

ゆっくりゆっくり一歩一歩歩いていた。


―――――ダンッ


私は誰かに横からぶつかりよろめいた。
目を瞑ったままだったから簡単に平行感覚を失った。


ヤバい、転ぶっ!


そう思った時に体がふわっと浮いた。

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