小悪魔な私
全速力で走った。

勇気…まだ居るかな……


パン屋の前まで来た時、勇気を見つけた。


私は勇気の目の前まで行った。


「なんだよ」

「い……いらっしゃいませでしょ」

私は勇気の冷たい目を見ながら反抗した。

本当は今にも泣きそうなんだから。。


「客か?」

私は勇気の言葉を無視してカバンからクシャクシャになった包み紙を出した。

「はい、クリスマスプレゼント」

私はぶっきらぼうに言うと勇気に押し付けた。

「えっ?!」


私はそのままダッシュで走り出した。

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