小悪魔な私
―――――ザザッ


急に視界が真っ白くなり大量の雪が飛んでくる。



なにこれ?!



私はパニック状態で固まっていた。



段々冷静になって目を開けると、見た事が有る顔が笑いをこらえながら雪まみれの私を見ていた。




「勇気!!!!」



「ダサいよ、お前」


そう言って大爆笑する勇気。



ムカついた私は、その場にしゃがみ込んで泣き真似をする。

勇気はオロオロしながら
「ごめん」
って言って私に近寄ってきた。


私は顔をあげて
「引っかかった!」と言って大爆笑した。
< 97 / 306 >

この作品をシェア

pagetop