大きな花の下で幸せを
ナツがはじまる
「年上っていいよなぁ」

周りのヤツラが言う。


なにがいいのかオレにはさっぱりわからない。



そもそも年上の女に命令なんてされたらって思うとありえない。

大学生の夏は長い。

夏休みに入る前になんとか女のつてを作ろうとみんな必死のようだ。


ウチの大学は文学部もあるせいか女も多い。

オレの名前は奏太(そうた)。
大学の2年生。

周りにとっては女の先輩は刺激的なようだけど

だったら1年生のフレッシュな方がオレはいい。







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