恋愛ファイター!

肩を震わせていたあやは、泣いていたのではなく、爆笑をこらえていたらしい。


そして、あたしたちはカラオケBOXに移動して、あずきの話を聞くことになった。


「名前はね、五十嵐亮って言うの!」

あずきは笑顔で話を切り出した。
あやは一向にマイクを離さない。


「でねでね!話し聞くより見てもらったほうが良いと思ってえ〜」

「え?」



ガチャッ──────

部屋のドアが開いた。

< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop